どうも、ビルメンひとりです。
以前の記事で僕は元々セミリタイアをするつもりだったと書いた。
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実際今の職場もアルバイトで入社したんだけど、成り行きで正社員として働く事になってしまった。
今回はセミリタイア希望の僕が、正社員として働き始めた経緯を書いていく。
前職で正社員は合わないと確信
僕は前職で地冷プラントのオペレーターをしていた。
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地冷とは冷暖房用の熱を作るプラントの事で、オペレーターは機械の運転管理や維持管理が仕事だった。
僕はこの仕事に適正があったみたいで、飛び級で昇進するくらい評価は良かったし、自分から見ても人並みには仕事をこなせたと思う。
それでもこの会社を辞めたのは、正社員は僕に合わない事を痛感したからだ。
僕はこの会社に入るまで仕事が人並みに出来た事はなかった。
そして、仕事が辛いのは自分が無能だからで、仕事が出来るようになれば仕事が楽しくなると思っていた。
でも、この会社に入って仕事が出来るようになっても、全然楽しくなかったのだ。
仕事ができない時は自分の仕事に集中できたけど、仕事が出来るようになると同僚のフォローが主な仕事になる。
僕はシングルタスクの人間で並行作業をするのが苦手だから、自分の仕事に並行して同僚のフォローをする事に大きなストレスを感じた。
この経験を通して、僕は仕事の出来不出来に関わらず、正社員に向いていない事を悟ったのだ。
また、このとき貯金が1000万円を越えたのもあって、フリーター生活をする事にした。
バイトとして今の職場に入社
仕事を辞めて1ヶ月くらいは無職生活を大いに楽しみ、その後バイトとして今の職場に入社した。
仕事は一人現場のビルメンで、社員が休みの日に勤務する補勤要員だった。
基本的には週2回勤務で、社員が有給を取る月はその分出勤する感じだった。
ここのバイトを選んだのは、家からチャリで10分くらいだったのと、時給が1300円で割りが良かったからだ。
また、僕はビルメン以外で働ける気がしなくて、ビルメンのバイトを探してたのもある。
社員の人は20代後半の人で、僕と同時期に入社した人だ。
ここの現場は新規現場だったから、契約の受注に併せて採用されたらしい。
接客業出身ですごく人当たりのいい人だったけど、設備未経験なのは結構ネックで不安を感じた。
でも、当時はそんな不安よりもセミリタイアの期待の方が大きく、そこまで気にしてなかった。
こんな感じで、僕のセミリタイア生活はスタートした。
社員が問題を起こしまくる
働き始めて最初の1ヶ月はすごく楽しかった。
週休5日で自由時間が多いから、図書館で借りた本を読みふけったり、家の回りをサイクリングしたりしていた。
一生この生活が続けば良いと思っていたけど、長くは続かなかった。
1ヶ月を過ぎると、休日に社員から電話が来るようになった。
トラブルや設備で分からない事があった時に、解決方法を教えてくれと言うものだ。
最初は善意で答えていたんだけど、毎日の様に電話が来るようになったから、流石に嫌になっていった。
また、その社員と客先で揉めるようになったのも嫌だった。
その社員は八方美人な所があって、自分が分からない事でもいい返事をしてしまう。
例えば、うちの会社ではできない作業を出来ると言ったり、やってはいけない作業をやったりしていた。
そのせいでオーナーから不信感を持たれて、関係がギクシャクしてしまった。
さらに最悪なのは、その後始末をバイトの僕に丸投げしてきた事だ。
ひどい時だと、休日に僕を呼び出して本来社員が解決すべきトラブルを僕に丸投げした事もある。
こう言う事が続いた事で、流石の僕もぶちギレてしまい、本社の社員に相談して対応してもらう事にした。
本社の社員と現場社員の3人で話した結果、休日僕に電話しない事とトラブルは社員が対応する事が決まった。
それからは連絡が来る事もなく、穏やかな日々を過ごせるようになった。
前任者が辞め、正社員になる
話し合いから1ヶ月経った頃、社員の人が体調を崩して退職してしまった。
本社の人から話を聞くと、客先に相当迷惑をかけたらしく、客先から滅茶苦茶詰められてたらしい。
詰められて病んだのはかわいそうだけど、あの仕事ぶりを見ると流石に自業自得と言わざるを得ない。
その後すぐ本社から正社員の打診を受けたけど、最初僕は断った。
元々正社員を辞めたくてフリーターになったのに、正社員になるのは本末転倒だ。
でも、ここの現場を知っているのは僕だけだったから、次の人が決まるまでフルタイムで働く事を了承した。
内心フルタイムでは働きたくないけど、本社には前任者が暴走した時の借りがあるから、それを返したいと思った。
オーナーとの関係修復は大変だったけど、2か月くらいで何とか現場を軌道に乗せる事が出来た。
そんな折り、再び本社から正社員の打診を受けた。
本社の話だと、求人を出してもなかなか人が来ないと言う事で、僕に社員になって欲しいとの事だった。
結局僕はこの申し出を受けた。
理由はこの職場なら正社員でも勤まると思ったからだ。
そもそも正社員が無理だと思ったのは上司や同僚の人間付き合いが出来ないと言う理由だから、同僚がいない一人現場なら正社員でも全く問題ない。
また、当時は第一回目の緊急事態宣言が出てた時期だから、雇用の安定を求めたのもある。
まぁ、とにかくこう言った経緯を経て、今に至るという訳だ。
まとめ
今回はセミリタイアしたはずの僕が、再び正社員になった経緯を紹介した。
数年前セミリタイアを決意したのに、今正社員で働いてる事を考えると正直不思議な気分になる。
打診を断ればセミリタイアを続けられたけど、当時の僕は2度目の打診を断る気に全くならなかった。
そう考えると、僕が正社員になるのはある種の運命だったのかもしれない。
ただ、正社員になって良かった事、悪かった事両方あるけど、トータル的には良かったんじゃないかと思う。
まぁ、仕事が嫌ならまたフリータに戻ればいいだけだから、気が乗らなくなるまでは正社員として働き続けようかな。
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