どうも、ビルメンひとりです。
最近までの僕は、頻発する設備トラブルの対応に奔走してきたのだけど、今回のトラブル対応で気づいた事が一つある。
それは前職の時に比べて、今の仕事のスキルが相当落ちていると言う事だ。
前職で地冷のオペレーターをやっていた時は、今の僕よりも格段にスキルが高かったと思う。
例えば、工具は今よりも上手く仕えたから現場作業はもっと素早くできたし、主要な設備機器のパラメーターは大体頭に入っていた。
あと、僕は報告書やマニュアルを作るのが得意で、上司からやり直しを喰らう事は少なかったし、資料を作るのが職場で一番早い自信があった。
でも、今の僕は工具の使い方が下手すぎて自分でイライラするくらいだし、機器のパラメーターも受電デマンドの値すら覚えてない。
書類作りはそこまで衰えを感じないけど、クオリティの高い資料を作るモチベーションが湧かなくて、適当な資料ばかりになってしまってる。
こんな感じだから、一人現場ビルメンになってからの僕は本当に無能に成り下がったなと思う。
最初自分の無能に気づいた時、その原因は年齢的な老いが原因かなとも思ったけど、まだ30半ばだから流石にそれはない。
実際心配になって体力測定や知能検査をやってみたけど、2、3年前の結果とほとんど変わらなかった。
僕自身の基礎能力が変わってないとすると、単純に仕事のスキルが落ちて無能になったとしか考えられない。
そして、仕事の変化は今の現場に変わった事くらいしかないから、一人現場ビルメンになった事が能力低下の原因だと考えるのが妥当だと思う。
これで一応原因は分かったけど、この理由だとあまりにも漠然としてるから、もっと具体的な理由を探る為、一人ビルメンになると能力が低下する理由を考えてみたい。
まず、一人現場で能力が低下しやすいのは、周りの目を気にする必要がないからかもしれない
普通の現場だと上司や同僚がいるから、仕事の手を抜くとすぐにバレて問題になる。
だから、日々の仕事をきちんとこなそうとするし、業務に必要な知識を頭に叩き込む努力をする。
一方、一人現場の場合はいくら手を抜いても建物の運営に支障がなければ、全く問題にならない。
オーナーやテナントは設備の事を知らないから、どんなに仕事で手を抜いても分からない。
逆に、お客さんが設備の事を分からないと言う事は、僕が一生懸命何かをやっても評価されないと言う事だからモチベーションがどうしても下がるのもある。
そう考えると、オペレーター時代にあれだけ頑張れたのは、オーナーや同僚など一緒に働く人達が設備の事を分かる人達ばかりだったからかもしれない。
評価してくれる人がいるからこそ、頑張った成果を誉めてくれるわけで、そういう点では周りの目がある事は悪い事ばかりじゃないなと思った。
次に考えられる能力低下の原因は、一人現場ビルメンになると、自分で作業する機会が激減するからかもしれない。
僕は一人現場のビルメンになってから、自分で作業する機会がほとんどなくなった。
もちろん管球交換くらいはするけど、工具を使った作業はほとんど業者任せで、自分でやる事はほとんどない。
オペレーターをしてた頃は、小型のポンプやブレーカーは自前で交換していたし、定期修理前の配管水抜き作業などもオペ側で作業していた。
一人現場で自前の作業ができないのは、職場にある工具がショボすぎて、作業したくても作業ができないからだ。
一人現場は使える予算が少ないから工具が全然買えないのは仕方がない。
それにトラブルはできるだけ業者に任せて、追加工事をとりたいと言う事情もある。
そう考えると、一人現場ビルメンになると現場作業の経験が少なくなるから、腕がなまるのは仕方がないかもしれない。
以上一人現場ビルメンになると、腕がなまるの原因を考えてきたけど、この2つが主な原因だと思う。
結局自分のスキルを発揮するインセンティブや環境がないから、腕がなまって無能になってしまうのだ。
それは仕方ない事だけどこのままだとヤバイから、何か手を打たないといけないなと思う。
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