どうも、ビルメンひとりです。
今日は系列ビルメンのメリットデメリットを解説する。
僕は前職で系列系ビルメン、現職で独立ビルメンを経験しているからバランスのいい記事が書けると思う。
では、早速始めていく。
系列系ビルメンとは⁉️
知らない人の為に一応系列系ビルメンについて説明する。
(知ってる人はこちらを押して次の項へ進んでください。)
系列系ビルメンとは、大企業の親会社を持つビルメン会社の事で、社名に大企業名が入っている会社は大体系列系だ。
一方、親会社がないビルメン会社の事を独立系と言う。
系列系の特徴は、管理物件のほとんどが親会社の物件である事だ。
だから、独立系の会社みたいに入札をする必要がなく、現場がなくなる事はほとんどない。
また、親会社より給料は安いけど、大企業の福利厚生が使えたりする。
逆に独立系は、入札に負けると現場を失う可能性があるし、福利厚生はほとんどない会社が多い。
以上が系列系の簡単な説明だ。
これを踏まえて、系列系のメリット、デメリットを見てほしい。
系列系ビルメンのメリット
現場の失注リスクが少ない
系列系ビルメン一番のメリットは、現場を失うリスクが少ないことだろう。
系列系は親会社の物件を管理するから、現場を失うリスクはほとんどない。
だから、契約更新月が近づいてきても、解約を心配しないで働く事ができる。
実際、今独立系で働いてる身としては、結構羨ましく感じていて、この時期だけは系列系に残った方が良かったなと思う事もある。
そういう点では、安定を求める人には系列系ビルメン会社はおすすめする。
社会的信用がある
系列系ビルメンは、独立系ビルメンに比べて社会的信用が大きい。
結局、親会社のネームバリューがあるから、職種が底辺でも一定の評価を与えてくれるのだ。
こう言ってもイメージが沸かないから、系列系の信用力を実感できる事例を紹介しよう。
それは、元上司が住宅ローンを組んだ時の話だ。
その上司は前職で独立系に勤めていて、現場責任者をやっていた。
年収も500万くらいあったらしいけど、独立系にいた時はローンが通らなかったらしい。
でも、系列系に転職してすぐにローンを申請したら普通に通ってしまったのだ。
しかも、その時の上司は入社一年目だったし、管理職でもなかったから年収も300万円代だった。
そう考えると、系列系ビルメンの信用力の高さが分かるだろう。
もちろん、独立系でもローンが通る会社もあるかもしれないけど、系列系の方が信用力が高いのは事実だと思う。
必要なスキルは独立系と変わらない
あと、仕事に必要なスキルは、系列系も独立系もそんなに変わらない。
ビルメンブログで系列系はスキルが高いみたいな意見を見るけど、ぶっちゃけビルメンのスキルなんて五十歩百歩だ。
少し考えれば分かるんだけど、ビルを管理する手法は系列でも独立でも全く変わらない。
なので、独立系が管理してた現場が系列系に変わったとしても、必要なスキルが増えるとは考えにくい。
そう考えると、仕事に必要なスキルは建物で決まるのであって、会社で決まるわけじゃないのだ。
だから、系列系を選ぶ時に自分のスキルを気にする必要はないし、系列系でも無能はたくさんいるから安心していい。
てか、独立系でそれなりにやれてるなら、系列系でも普通に重宝されると思う。
系列系ビルメンのデメリット
謎ルールが多すぎる
系列系は大企業の子会社だからか、謎ルールが無茶苦茶多い。
僕はこの謎ルールがすごく嫌いで、系列系を辞めた大きな理由の1つだったりする。
さっきもいった通り仕事量は独立と変わらないのだけど、この謎ルールのせいで非効率になり、単純な仕事が面倒くさくなったりするのだ。
例えば、前職のプラントにいた時、僕は入力作業をマクロで自動化したんだけど、お客からサボっていると言う理由でマクロが禁止になった事がある。
こんな感じて、本来の作業量は大した事がないんどけど、変なルールが多すぎてイライラしてしまうのだ。
そう考えると、無駄な仕事をして給料を貰ってる感じになって、何のために働いてるのか分からなくなる。
逆に上から言われた事を思考停止で出来る人は、系列系にすごく向いてるかもしれない。
書類仕事が多い
系列系ビルメンはお客さんが大企業だから、書類仕事が多い。
さっき必要はスキルはどっちも変わらないと書いたけど、系列系ビルメンになるなら事務処理能力はあった方がいいかもしれない。
書類作成が遅いと仮眠時間や夜の自由時間がなくなるので、ビルメンになるメリットがなくなってしまうからだ。
ただ、ビルメンに求められる事務スキルは低いから、ある程度ワードとエクセルが使えればまず問題ないと思う。
逆に全くパソコンができない人は、パソコンを学んでから系列系に入った方がいいかもしれない。
社内行事が多い
大企業の子会社だからか、系列系ビルメンは社内行事が多い。
これはコロナ禍前の話だけど、前職の系列系では毎月何かしら社内研修があったし、運動会などの社内行事も多かった。
そして、もちろんこれらの行事は原則強制参加だ。
最近はコンプライアンスがうるさいから、建前は任意参加になってるけど、行事に参加しないと人事評価が下がるので、社員は参加するしかない。
しかも、ビルメンは交代制の職場が多いから同僚と参加できることは少なくて、大体見知らぬ人と話さざるを得ない。
そう考えると、よほどレクリエーションが好きな人以外は、拷問でしかないと思う。
独立と給料がそんなに変わらない
系列・独立両方経験してる僕からすると、系列系の給料がそんなに高いとは思えない。
確かに、平均すると系列系の方が高いと思うけど、メリットになるほど高いかと言われると微妙だ。
他のブログだと、系列系ビルメンは400万円を狙えるとか自慢気に書かれている事が多い。
でも、年収400万円なら独立系の僕の会社でも、宿直ありの現場で10年くらい勤務すればそのくらいは貰える。
しかも、系列系の給料が高いのは平均勤務年数が長いのもあるから、より給料の高さがメリットにはならないと思う。
そう考えると、謎ルールや面倒臭い社内行事に耐えてる我慢料としては少ないと思う。
ただし、系列系上位に行けば結構いい給料が貰えるけど、仕事内容がPMになるから、コスパはそんなに変わらないかなと思う。
まとめ
今回は元系列系ビルメンが系列系ビルメン会社の良し悪しを語ってみた。
系列系は良くも悪くも親会社のネームバリューがあるから、それをどう受け止めるかで評価が大きく変わってくる。
僕みたいに怠惰な人間からすると杓子定規すぎて辛いのだけど、既婚者や安定を求める人には過ごしやすい会社だと思う。
だからこそ、ビルメンは系列か独立かをきちんと選んだ方が良くて、間違えると短期離職をする羽目になるから注意が必要だ。
この記事を読んで、一人でも系列系の実態を知ってから転職を検討してほしいと思った。
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