どうも、ビルメンひとりです。
先日ビルメンブログの記事で、考えさせられる記事を読んだ。
ビルメンになったら得意分野をつくろう!!
幅広い知識の必要なビルメンテナンスはそのすべてを理解しようとすれば大変な努力と時間を要するだろう。 そのため、これからビルメンになろうと考えている人・なる人はぜひ自分の得意分野をつくることをお勧めする。 ビルメンにはどんな分野があるのか? ここで簡単に説明しようと思う。
この記事を要約すると、全ての分野を勉強すると多大な努力が必要になるから、得意分野を作るべきだと言う趣旨だ。
そして、僕の意見としてはこの意見に反対で、ビルメンは得意分野を作るよりも広く浅く学ぶ事が重要だと思っている。
今回のその理由について書いていきたい。
ビルメンの知識なんて素人レベル
基本的にビルメンの知識は素人に毛が生えたようなモノで、ビルメンでその分野が得意だと言っても素人の域を出る事はない。
はっきり言って、その道に専門業者と比べたら月とすっぽんで、得意だと思っていること自体が滑稽なほど差がある。
そう考えると、ビルメンが一つの設備を集中して勉強してもあんまり意味がないと思う。
また、ビルメンは知識だけじゃなく、実務経験が圧倒的に足りない。
どんなに設備の知識を持っていたとしても、実際修理が出来ないなら全く意味がない。
そして、ビルメンが実務経験を積む機会はほとんどないから、どうしても実務経験を積む事は難しくなる。
そう考えると、修理するのは結局業者だからビルメンが一つの得意分野を作る事に意味があるとは思えない。
以上の事から、ビルメンが得意分野を持とうとする事はばかげていると言えるだろう。
特化した知識なんて役に立たない
さっきビルメンには深い知識はいらないと書いたけど、流石に設備の基礎知識は必要だ。
基本知識がないと業者に適切な工事を発注できないし、顧客に間違った説明をする可能性も高くなる。
業者を呼ぶ時はお金が絡む時が多くてクレームに繋がりやすいから、設備の基礎知識すらないと仕事にならない。
で、ビルメンは空調や電気など幅広い設備を管理している訳だから、当然それら全ての基礎知識が必要になる。
そう考えると、一つの分野に特化したビルメンなんて全く役に立たない事が分かるだろう。
オーナーはビルメン会社に設備の一括管理を委託しているわけだから、幅広くトラブル対応してくれないと困ってしまう。
だからこそ、ビルメンは一つの得意分野を作るよりも、浅く広く学んだ方が良いというわけだ。
そう考えると、得意分野を作った方が良いと考えているビルメンは、オーナーが求めている事を分かってないのかなと思ってしまう。
人が変わった時に困る
得意分野に特化したビルメンが増えると、異動や退職でその人がいなくなった時に結構困る。
得意分野に特化したビルメンが多いと仕事が属人化しやすくなって、その人が辞めた時に誰もその業務が分からない状態になる。
実際前の現場では、停電作業を一手に引き受けていたベテランが突然引継ぎもなく退職して、停電作業の仕様書とマニュアルを一から作り直した経験がある。
こんな感じで、得意分野に特化したビルメンが多くなると、一人辞めただけで現場が回らなくなるリスクが高くなるから、やっぱり特化型のビルメンは良くないと思う。
逆に、浅く広く型のビルメンは自分が忘れた時の為に、マニュアルを作っておく傾向があるから、仮にその人が退職したとしてもリスクは少ない。
こう考えると、浅く広く型のビルメンが一番いいのかなと思う。
まとめ
今回はビルメンは得意分野を作るよりも、浅く広く学ぶべき理由を書いた。
このブログの人もそうだけど、ビルメンで得意分野とか言ってる人はビルメンの仕事を勘違いしているのだと思う。
ビルメンの仕事は自分で修理をする事じゃなくて、設備を管理する事だ。
だから、修理は業者にお願いしてビルメンは設備の運用に集中するべきだと思う。
そう考えると、ビルメンに向いてるのは、トータルの視点で物事を見られる人なのかもしれない。
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