投資歴10年以上の僕がインデックスファンドの信託報酬が安い理由を解説する

2023年1月17日火曜日

投資のこと

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どうも、ビルメンひとりです。

インデックスファンドの信託報酬が安いのは、投資家なら誰でも知っている。

でも、安さの理由を詳しく知っている人は、案外少ない気がする。

ネットで調べても詳しく解説した記事があまりないから、安さの理由を知らないのも無理はない。

なので、今回はインデックスファンドの信託報酬が安くなる理由を、詳しく書いていこうと思う。

調査費用がかからないから

この理由は色んな投資本で書かれているから、知っている人も多いだろう。

インデックスファンドは市場調査をする必要がないから、アナリストをあまり雇う必要がなく、人件費を抑える事ができる。

会社経営で一番高いコストは人件費だから、インデックスファンドの信託報酬が安いのは当たり前だ。

特にアナリストは高給取りが多いから、彼らを雇わない事のコスト削減効果はかなり大きいと考えられる。

また、アナリストは調査の際に交際費を結構使うから使う経費も高いと思うけど、インデックスファンドの場合はそう言った経費が掛からないのも大きいと思う。

売買頻度が少ないから

インデックスファンドの信託報酬が低いのは、売買頻度が少ないのも大きな要因だ。

株や債券は売買の度に手数料を取られるから、売買頻度が高いとそれだけ運用コストは高くなる。

そして、インデックスファンドの売買頻度は低いから、信託報酬が安くなるのは当然だ。

逆に、アクティブファンドは売買頻度が高い事が多いから、運用コストが高くなってどうしても信託報酬が高くなってしまう。

また、売買頻度が少ないと税金が安くなるのもメリットだ。

日本の場合、株を売って利益が出ると利益の20%が税金で持っていかれる。

でも、売買頻度が低いインデックスファンドなら国に払う税金が最小限で済む。

そうすると、払わなかった分を投資に回す事ができて、投資家のリターンは向上するわけだ。

以上の事を考えると、売買頻度が低いインデックスファンドの信託報酬が安いのは当然だと言えるだろう。

価格競争が起きやすいから

ここからはあまり語られない安さの理由を書いていく。

インデックスファンドの手数料が安いのは、価格競争が起きやすいからだ。

インデックスファンドは指数に連動する投信だから、どのファンドを買っても投資成績は同じになる。
(実際はトラッキングエラーなどで少し変わってくるけど、誤差みたいなものだ。)

そうなると、投資成績で他社との差別化が出来なくなるから、価格競争で勝負するしかなくなる。

また、インデックスファンドは純資産額が少なくなると、トラッキングエラーが出やすくなるから、品質保証と言う点でも価格競争を強いられる事になる。

だからこそ、金融機関各社は躍起になってインデックスファンドの信託報酬を下げているのだ。

インデックス投資の人口が増えた

インデックス投資の人口が増えたのも、コストが安くなった要因だ。

日経新聞によると、ここ10年でインデックスファンドの比率が15%近く増えているらしい。

参考記事

インデックスファンドは機械的に株を買うだけだから、投資家から流入するお金が増えても管理コストはそこまで大きくならない。

そして、先ほど話した様にインデックス業界の値下げ競争は激しいから、競争に勝つ為より値下げをしようとするだろう。

だから、インデックス投資家が増えれば増えるほど、インデックスファンドの信託報酬は安くなっていくのだ。

そう考えると、個人投資家にとってインデックス投資家が増える事は無茶苦茶良い事なのかもしれないな。

まとめ

今回は、インデックスファンドの信託報酬が安い理由を記事にしてみた。

4つの理由のうち最初の2つは語りつくされた感があるけど、最後の2つは案外知られてないと思う。

また、ネットでこのテーマの記事を調べても、あまりヒットしない事にびっくりした。

理由を知らずに安物を買うと、安物買いの銭失いになりがちだから、安さの理由を知る事は結構大事だと思う。

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ぎりぎり昭和生まれの独身男 社会人になってから25社以上の転職を繰り返して、現在は底辺ビルメンに落ち着いた 発達障害持ちで生まれてから彼女が出来た事がない真正童貞 このブログではそんな底辺男の日常を綴っていくつもり

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